ゲーム論

秋鷹41はゲームが大好きです
最近は時間が無いんでスポーツ系(パワプロウイイレetc.)しかやってなくて
今はついこないだ買ったWWE DAY OF RECKONINGのエディットばっかやってる
でも元々は何が好きかってRPGが大好きだった
秋鷹41はSFC→PS世代なんで有名どころではDQ5,6,7(1,2,3,4もリメイクでやってるけど)にFF4,5,6,7,8,9
後はオウガバトルシリーズ3作あたりをクリア
まぁオウガシリーズは秋鷹41の中で不滅の名作になってて長くなるんで今回は避けますが


やりたいことはわかったが面白くなかったのがDQ7
これっぽっちも面白くなかったのがFF8


で、この後はPS2にプラットフォームを移すわけだけど
とりあえずそれまでのDQ、FF個々の作品に関して秋鷹41なりの感想を

SFC初のDQはモンスターを仲間にするっていう革新的な作品だった
少し遅れて買ったので聞いたカジノの闘技場→スライムレースを駆使してメタルキングの剣を2本入手
モンスターを仲間にするのを粘ってレベルが上がったせいか難易度は低く感じた
後から“ひとしこのみ”を知って馬鹿らしくなって2度目を途中でやめた
ちなみに何度やってもべホマスライムが一発で仲間になるんだが・・・バグ?

トコトンやりこんだDQ
ストーリーとかは別にそんな好きでもないんだけどなぜかやりこんだ
職業マスター&Lv99は当たり前、はぐれメタル、ランプの魔王も当然仲間に
全体としてはどうだろうかなぁ・・・謎を残しすぎた気がしないでもないけど
秋鷹41的にはそういう想像の余地を残した方が好きだったりする
結果的に一番プレイ時間が多いから一番お気に入りなんだろう。なぜだかわからんが

謎解きの面白さをもう一度!見たいな感じだったのか?
でも謎解きの面白さとか以前に“石版探し”が・・・
秋鷹41は難易度は高ければ高いほど燃えるんで謎解きとかは問題ないんだけど
樽とかに入ってる石版の見落しが多すぎて占い婆さんに世話になりすぎ
あれなら樽とかは一度壊したら復活しない方が良かったなぁ。全部投げンのめんどくさすぎ
モンスター職は大失敗だと思う。最上級職(だっけ?)も失敗かと
移民システムは良かったと思うけど。最終的には当然カジノ

開発画面やらが公開されるたびに萎えてやる気、全くおきず
色んなところを一新してFFでいう6みたいに“第2のDQ”を目指したのか?
ある友達が酷評してたり別の友達は絶賛してたり・・・
ハズレの少ないDQだから普通に面白いんだろうけど

  • FF
    • FF4

恋愛バリバリだったり人死んだり裏切りまくったりして
ものすんごいストーリー重視だった作品。難易度がいきなり高くなったり
隠し要素が多かったりして時間がかかった作品。それなりに好き
ピンクのしっぽ取る為にどれだけリセットした事か・・・

秋鷹41が初めて“やりこんだ”作品かな
ギルガメッシュから源氏盗んだりモンスターしか持ってないアイテムの為にリセットしまくったり
ジョブマスターなんか当たり前のようにやってたしレベル上げなんかも気にならなかった
オメガへのサンダガ剣乱れうちを知る前に戦いたかった。弱すぎた

クリスタルが無くなってここから“第2のFF”が始まった、と思ってる
嫌いじゃないし普通にやりこんだんだけど(魔石ボーナスで能力アップとか)
飛空挺くらいだった機械が一気に増え始めたのもここからだよな
この辺からだんだん違和感を感じ始めてた。ファンタジーじゃなくなってきたから?
ストーリーをわざとドロドロ系に持ってったからだろうか

熱狂的なファンが多くて外伝出したり続編ムービー出すけど
たぶん熱狂的なファンの半分くらいは果てしなくキモい集団で(人はそれをオタクと呼ぶ)
その半分は秋鷹41の大嫌いな“殺し”で感動を覚えたであろう集団
残りは単純に好きな人たちなんだろうけど・・・
作品自体はどうってことないけど周りの状況のせいで引いてしまう作品になってる
ここからは確実にSFC時代とのFFとは変わった。そしてムービーが入り始めた

萎えるどころかムカついてぶっ壊したい気分になるくらいの駄作で
プレイの記憶を消したいくらいの凡作で、というかゴミ
FFである意味がいろんなものについてる名前位にしかない作品。作品じゃなかった、ゴミ

“原点回帰”ということでこれは普通にやった
“クリスタル復活”といってた割には微妙な復活だったのと
難易度が低すぎたのもあって面白いけど物足りない作品に仕上がってた

情報を見た瞬間
「あ、これを買うと確実にFF8並みの後悔が待ってる」と確信した
(嗜好が似てる友人が自爆覚悟で突っ込んで予想通りになったんで判断は正しかった)

語りたくも無いくらいゴミ。大好きな人は85%以上の確率でオタク
こんな物をFFと呼べるならスクウェアが出すゲーム全部FFにしてしまえ
FFをギャルゲーにしてオタクファンの獲得でもしたいのか?


で、結局RPGは買わない状態がずっと続いてる
DQは7で疲れて、8で萎えた
FFは6で違和感を感じて、7で引いて、8で絶望して、9で希望を見出して、10で諦めた
FFが多いのは単にたくさんでてるから
で、そのFFで特に萎えていったのはなんつってもムービーのせいだろうな
重厚重厚、ってちょうどムービーがもてはやされてた時代だし仕方ないんだろうけど
9が中途半端になったのはその間をとったせいじゃないだろうかと


秋鷹41は上での感想を見るとおり
中身重視で画質やムービーなんてどうでもいいんだよね
むしろファンタジー系のRPGに“現実っぽさ”は不要だと思ってる位だし
“リアルさ”は欲しいんだけどね。建物とか魔法なんかの描写が細かくなるのは大歓迎
だからといって人物がリアルになったり声が入ったりするのは大ッ嫌い
漫画とかでアニメ化されたりドラマ化されたりした時にイメージと違うな、って萎えたことないか?
それと同じなんだよな。想像できる余地を残して欲しい
極端な話2Dでドット絵でいい。アニメ絵でもいいんだけどちょっと受け付けないので


どっかの馬鹿みたいなこと言いたかないけど
現実っぽさが増せば増すほど現実と混同する馬鹿もうじゃうじゃ沸いてくるわけで


つーか想像の余地が入らないファンタジーって何よ?
描写が細かくなるのは大歓迎、とは書いたけど別に画質を上げろとかムービーを入れろって事じゃない
むしろ描写を細かくするのに一番大事なのは音じゃないの?
音が大事だからといったって別にリアルな生音入れろとか声入れろとか言うわけじゃない
リアルさ求めるんだったら映画見ればいいじゃねーか
それでゲームを映画にして大コケした人がいたでしょーが
ゲームやる人と映画見る人では求める物が違うっつー事でしょーが


で、そのコケた人の話。坂口博信


FFの生みの親で現在はスクウェア抜けてMISTWALKER(ミストウォーカー)設立
一応FF12には関わってるみたいだけど。なんか匂って来る作品だからな・・・


その坂口博信が影響を受けたゲームが
ファイアーエムブレム”と“タクティクスオウガ
両方シミュレーションRPGとして評価が高くシリーズ化(オウガはちょっと違うけど)されてる
タクティクスオウガの方は秋鷹41のベスト3に入るくらいのお気に入りで
RPGというジャンルの中では不動のトップを守り続けている
容量や性能も今のPS2、DC、XBOXGCどころかPS、SS、64にも遥かに及ばない
10年も前に出たSFCRPGが、だ


RPGにとって大事な物。それは一にも二にもストーリーだろう
だがそんなものはユーザーにとっては“良くて当然”だ
秋鷹41がRPGにとって最も重要だと思うのはむしろ“操作性”だ
戦闘の時、大体のRPGにはコマンド選択が存在する。なくても似たような物はある
操作性が悪いとコマンド選択がしづらい。RPGでプレイ時間の大半を占める戦闘のテンポが悪くなる
それは即、RPGへの評価に繋がるといっても間違いではない
実際、奇を衒って独自の戦闘システムを構築し、失敗したRPGを数多く見てきた


そしてゲームに直接関係あるわけではないが
秋鷹41が最も嫌う要素がディスクメディアの宿命ともいえる“ローディング”だ
ディスクメディアになる事によって大容量というものとは引き換えに
SFCや64などのROMカートリッジでは有り得なかったロード時間を得てしまった
ロード時間は秋鷹41にとってゲーム熱を覚めさせるのに十分だった
秋鷹41はPSよりも64を好んでいて、PSでやったソフトはDQ、FF、ダビスタくらいだった


ディスクメディアは大容量というメリットにロード時間というデメリットがあった
しかし秋鷹41にはこのメリットもデメリットだった気がしてならない
大容量のメディアを得てスクウェア坂口博信はFFのプラットフォームをPSに移した
FF7は当時としては珍しいポリゴンを使い、大容量でムービーを使い
一般人に届く形でゲームとして革命を起こしたといっても差し支えなかったかもしれない
が、FF7の成功によって逆にゲーム界は勘違いしてしまった
FF7・に、ストーリー・と、それを生かす美麗映像・が、あったから売れたのだが
PS・に、美麗映像・が、あったから売れてと勘違いしてしまった
そして綺麗な映像を入れれば売れると勘違いしてしまったメーカー
それに伴ってロード時間も増えていき
映像を作ることに重点を置いたためにストーリーは放っておかれ
さらには操作性まで無視されてゲームはどんどんユーザーを無視していく
しかし現実的に綺麗な映像のゲームは良く売れる事が多かった


映像が綺麗だとなぜ売れるのか
それは発売前の情報は基本的に映像しかないからだ
無名のゲームがあったとして、活字で“動きが凄い滑らか”と書くよりも
一枚の綺麗な画面写真があった方がユーザーに与えるインパクトは大きい
ゲームは発売後に口コミで広がるなどの要素もあるが発売時に売れなければ失敗してしまうことが多い
よって発売前に大きなインパクトを与えるためには映像を強化する事が大事になる
これはビジネス的に仕方がないことだったのだろう


しかし映像が綺麗であればあるほど売れるのか?もちろんそんな事は無い
が、映像が綺麗で当たり前になればそれに慣れてしまい
さらに映像を強化して初期インパクトを与えるという鼬ごっこになってしまった
それにより開発費の高騰を招き、それはPS2等の次世代機になることによってさらに加速していった
弱小メーカーは撤退や携帯機への移行等、淘汰されていった
結果的に映像偏重のゲームは幅を狭めてしまった、といえるだろう


が、そんな流れの影響を受けないジャンル
それがシミュレーションだ


FF7によってゲームを映像偏重にした坂口博信
その坂口博信が影響を受けたタクティクスオウガの製作者松野泰己スクウェアに入る
そして制作したのがシミュレーションRPGFinal Fantasy Tactics


FFの名前が入っているが、外伝的な扱いになる
外伝だから、といってしまえばそれまでだが映像を重視しているわけではない
シミュレーションにとって最も大事なのはシステムだからだ
シミュレーションにとって戦闘の占める割合は非常に高く
さらに戦闘のための準備等にかける時間も多く、戦闘でゲームが作られているようなもので
戦闘中にイベントが起きるなどして戦闘だけで構成されているものもあるほどだ


シミュレーションの人気シリーズは固定ファンが多く安定して売れ続けている
システムが重視され映像は2の次とされるシミュレーションが売れる
システム重視だと開発費の高騰も起きず、ファンを獲得すれば安定する
ユーザーもメーカーもある意味“美味しい”ジャンルだ


FFTを作った坂口博信が関わったFF作品はPS以降は7、9、12そしてTだ
幸いにも秋鷹41が拒絶反応を覚えるFF8、10、10-2には関わっていない
映像にこだわりPSにプラットフォームを移して新たな境地を
周囲に唆されてFFの映画を作り1億円以上もの損失を出した坂口博信


映画の大失敗で何か学んだのだろうか?
坂口博信がE3で「自分でいうのも何ですが」と前置きして言った事が


「この前のE3は映像主義ばかりで楽しめなかった」


だった


その坂口博信がMISTWALKERを設立し
第1弾として出す作品がNDS向けのシミュレーションRPGだった
インタビューでこの新作RPGについて語った内容としては
・タッチパネルのみでプレイできる?
FF12はゲームが完成するまで続けていく
・担当はプロデューサー・シナリオ・ゲームデザイン
・チーム制、4、5人のパーティで行動?


なんといってもタッチパネルだけで操作できるというのは大きいだろう
例えばFFで魔法を選択する時、一覧の下にある魔法を使うときなどは
十字キーを使ってかなり移動させなければならなかった
が、2画面・タッチパネルは下画面に一覧を表示させ、使いたいものをタッチするだけで良いのだ


これはシステム面を重視するシミュレーションでは大きな武器となるだろう


“良くて当然”のストーリーを坂口博信が担当
周りを固めるスタッフに音楽は植松伸夫、絵には皆葉英夫(FF5、6、9、12、TA)
皆葉英夫にいたっては10月末に独立してデザイネイションを設立したほどだ
映像重視でなかった時代のFFを作り上げたメンバーが集まっている
これはSFC以後のFFに違和感を覚えた人にはたまらないメンバーとも言える


ゲーム業界の衰退が叫ばれる昨今で“温故知新”こそが今のゲームに必要な物だと思う
そういった意味ではジャンルをシミュレーションRPGにして
ハードを映像重視のPSPではなくNDSに選んだこの作品
今までの坂口博信とは違ったものになるだろう、と期待している


でも、最強の剣はエクスカリバーでお願いします


あ、絵は天野さんで・・・


できれば松野さんもつれてきて


言うとキリねぇや


まぁ間違ってもラジアータのような腐ったファンタジーを出してくれるな
オタク向けの“神話の名前引用”だらけのファンタジーも出してくれるな


ホントに期待してる