世代交代

連続更新意外と続くなぁ
何回か後で更新っていうズルしてるけど
文章書くの嫌いじゃないんだなって気づいた今日この頃


2本目:世代交代について


今回取り上げる世代交代は2種類ある
一般的に言われる世代交代。チームの強化に必要不可欠な世代交代
“新陳代謝
そしてもう一つ。スポーツとして発展に必要不可欠な世代交代
“新旧スター交代”


2つは密接に関係している
新陳代謝によって若い選手が出、その中からスターが生まれる
スポーツという物はスター1人の存在で一気にメジャーになるからだ


新陳代謝、すなわち若い戦力の発掘・育成だ


サッカーを例にとってみよう
発掘が得意なクラブ、育成が得意なクラブなど様々だ
こういった事が得意なクラブというと秋鷹41はオランダのイメージが強い
PSVアヤックスというチームがある
小野伸二フェイエノールトに行ったので知ってる人も増えただろう
PSVは人材発掘、アヤックスは人材育成に定評があるチームだ


PSVは天才ロマーリオ、怪物ロナウドetc...
海外の有望な若手を発掘することで有名だ
ここからバルセロナへ移籍する選手も多い
PSVに見出されることはスターへの道だといってもいいだろう
自国選手ではファン・ニステルローイヤープ・スタムなどもここの出身だ


アヤックスの過去の在籍選手リストを見た人は驚くだろう
オランダの名選手が殆ど載っているといっても過言ではない
(ここまで偏っているのはアルゼンチンのリーベルとボカ位だろう)
クライフ、ニースケンスに始まり
グランデミランを支えたオランダトリオのファン・バステンライカールト
最近ではベルカンプからダービッツファン・デル・ファールトもいる
完成された育成システムこそクラブの宝となっているだろう


これは金では買えないものだ
金で選手を取り続けるクラブと違い名門として輝き続けるだろう


新旧スターの交代
これは新たな世代にファンを増やすために必要な物だ
これは成功例と失敗例を挙げやすい


ファン以外の人には分かりづらいかもしれないがプロレスを例にしてみる
失敗例として新日本プロレスが一番分かりやすい
アントニオ猪木のカリスマ性、プロデュース力によって一時代を築いた


しかし猪木は後進を育てるのが下手だったのか嫌だったのか
同時期にブームまで起こしたタイガーマスクの引止めにもできなかった
前田日明という新しいカリスマは潰しにいった
獣神サンダーライガーが飛べた頃確かに輝いていた
自分の力が衰えてきた時も、上回る可能性がある若手が出てきた時
彼は勝ちを譲ろうとはしなかった。会社がそうしたのかもしれない
その時の彼を負けさせて価値を下げることが怖かったのだろう
誰かを会社ぐるみで育てていこう、という気が無いのだ
その場凌ぎでやっていればいつかは破綻する、という典型だ



成功例はWWEだろう
日本でも知られるハルク・ホーガンを絶対的なスターとして据えていた
WWEで一年で最大のイベントにレッスルマニア(WM)という物がある
彼はWM3でアンドレ・ザ・ジャイアントを倒すことによって絶対的な評価を得た
その彼はWM6でアルティメット・ウォリアーに倒されることを選択する
が、彼の評価は下がらない。勝負事というのは常にライバルがいてこそ盛り上がるからだ
おそらくそれは社長であるビンス・マクマホンの指示だったのだろう
人気を維持することよりも、業界の発展を優先する。その判断は正しかった
絶対的人気を得たホーガンは映画界に進出、その後ライバル団体WCWへ移籍する
後進のスターが育ちきっていなかったWWEは複数のスターを立てて対応する
その頃日本でも有名になったnWoがライバル団体で結成されWWEは窮地に陥る


が、その頃ストーンコールド・スティーブ・オースチンという才能を発見する
ストーンコールドとそのキャラクターのプロデュースにより
それまでプロレス=ホーガンであった業界はプロレス=ストーンコールド
そしてライバルとしてザ・ロックを売り出すことにも成功しライバル関係を築く
その後、WCWが崩壊しホーガンがWWEへ戻ってきた
そこでWWEが選択した行動はロックと対戦させ、ロックに勝たせるというものだった
その後ストーンコールドが離脱し、ロックも離脱しそうになった時
ブロック・レスナーをロックに勝たせる・・・WWEは常に団体の活性化を優先してきた
現在プロレス業界全体の低迷があるが基本スタンスは変わっていない



長く書いた上にまとまってないが
この話題を書く上で思ったことが一つ
世代交代を拒む上からの圧力は“老害”だということだ
そしてこれは特に日本に多い


日本では目上を敬う事、年功序列が美徳とされる
伝統は守るべきもので守らなければならない
しかしスポーツのように日々進化しているものは違う
新しくて良い物は取り入れていかなければ衰退してしまうからだ


やっぱり無理やりプロレスにしないほうがよかったな
最近書くネタがなくてね・・・書きたかったんだよ
常に話題を提供できない。この辺がプロレスの駄目なところだな


以上!